結婚してみて分かったこと
わたしはバツイチなのですが、
まさか自分がバツイチになるとは思っていませんでした。
驚き!です。
ただ、百聞は一見に如かずとは良く言ったもので、
結婚をしてみて、色々と学びました。
そのひとつが、「世間の当たり前は、当たり前ではないということ。」です。
何言ってんだ?という感じですが、
結婚しているときに痛切に感じていたことです。
まず、わたしの中の当たり前の定義?ですが・・・
結婚して、子供はひとりかふたり、
いつかはマイホームを建てて・・・♡
これが、私の中の、結婚生活のイメージでした。
自分の親もそうですが、周りの友達を見ても、
みんな、結婚すると、しばらくして妊娠が発覚、
そろそろマイホームを~という流れ、
一戸建てにするかマンションにするか、土地がどうだとか、
ローンがどうだとか。。。
私も、「当たり前」に、そんな会話を友達とするものだと思っていました。
しかし、世の中そんなに甘くありません!
そのひとつが妊娠。
結婚したら、妊娠するだろー。
そう思っていましたが、一向に妊娠せず。
あっという間に不妊治療のレールに飲み込まれ、
体外受精にもチャレンジ。
残念ながらの不発。
わたしが今までの人生で一番辛かったこと、
ナンバーワンがこの体外受精でした。。。
デリケートな問題のため、そんなに語られることのない話題かもしれませんが、
肉体的にも、精神的にも、ほんっとーに辛かった。
全身麻酔かけて、卵巣から卵採るのよ。
そのために、卵いっぱい作るために、
お腹に自分で注射打つのよ。(注)病院によっていろいろなやり方あり。
女であることへのアイデンティティや自信、
命のリレー、子孫繁栄的なことができない自分の価値とは?とか、
自分の生まれてきた意味とか、
毎日そんなことを考えて過ごす結婚生活でした。
友達や周りの人に、結婚した途端に掛けられる、
「こども作らないの?」なんていう他愛もない言葉にも
いちいち傷ついて、本当に辛かったなぁ。
不妊治療していることも、当時は周りに全然話せなくて、
今思えば話せばガス抜きになったのかもしれないけど、
言ったことによって気を遣わせちゃうんじゃないかとか、
どういう風に思われるかとか、そんなことばかり考えていて、
とても話せなかったです。
結婚すると、世間的には子供がいることをふつうとしていますよね。
そういう枠組みからすると、
子供のいない私はどちらかというと少数派に該当するわけで、
私の中で、生まれて初めてのマイノリティ体験となったのでした。
離婚して数年経った今でも、当時を思い出すと胸がちくっとします。
子供に関する胸のモヤモヤは、
自分が閉経するか、奇跡的に子供を授かるかしないと、
完全に消えることはないかなーと思っています。
そんな思いを抱きしめつつ、日々生きています。